新島学園短期大学教育のモットー

教育のモットーの出典

「…立って、真理を帯として腰に締め、正義を胸当として着け、
平和の福音を告げる準備を履物としなさい。
なおその上に、信仰を盾として取りなさい。」

新約聖書「エフェソの信徒への手紙」
第6章14~16節

本学は京都に同志社を創立した新島襄の精神を受け継いで60年以上の歴史を歩んできた新島学園を母体とし、1983年に開学した短期大学です。

冒頭に掲げたモットーは、開学の際、教職員・学生の生き生きとした人格的交流のためにお互いに胸にきざんでいきたいという願いをこめて制定されたものであります。

キリスト教教育

本学の教育は、「キリスト教をもって徳育の基本となす」として同志社を設立した新島襄の理念にならい、その基礎をキリスト教においています。そのために本学での1人1人の学生生活は、意識するしないにかかわらず、すべてキリスト教と関係してきます。

生きる方向性をどこに求めるべきなのか、何のために学ぶのか、自分はいったい何者なのか、自己の確立とはどういうことかなど、人生の大きな課題に直面した時の指針を与えるのが、本学における「宗教教育」のあり方です。
それは安易な解答を性急に求めるのではなく、解答を求める過程を重視するものです。

カリキュラムの中に開講されているキリスト教関連科目はもちろんのこと、次のようなキリスト教関連行事にも、学生の皆さんの自主的、積極的な参加を期待しています。

チャペルアワー 毎週火曜日
2時限目
新島襄ゆかりの地を訪ねる旅 in 安中 5月
リトリート 9月
キリスト教文化週間 10月
クリスマスツリー点灯式 11月
クリルマスキャンドルライトサービス 12月
聖歌隊活動 通年
新島襄記念講演会 1月
卒業礼拝 3月
ボランティア活動 通年

特にチャペルアワーは本学のキリスト教教育の基本です。

学生全体に参加を呼びかけ、キリスト教教育の一環として行われるものです。

チャペルアワーはキリスト教主義を掲げる本学では、非常に重要なもので、この時間が軽視もしくは無視されるなら、キリスト教主義は文字通り形骸化すると考えています。それは学園生活の出発点であり、同時に終着点です。なぜなら、キリスト教の考え方によれば、神を受け入れ、生きた関係を保つことが人間に存在意義と価値を与えるからです。

キリスト教による人格教育の「心」は、毎週のチャペルアワーにおいて神によって養われていきます。この場において、わたしたちは共に神の前に謙虚に、自らを正し、神の愛と慰めを受けて、それぞれが真摯に与えられた命の意味を全うし隣人を愛する人生を送ろうとする決意を新たにするチャンスを与えられます。