4月30日(火)「学園創立記念チャペル」

投稿日:2024.05.02  チャペル・アワー

4/30(火)に「学園創立記念チャペル」を行いました。

聖書の箇所は「新約聖書、マタイによる福音書22章34節~40節」

学校法人としての「新島学園創立記念日」は5月5日です。これは、1947年5月5日に新島学園中学校の第一回入学式を、安中教会で実施したことに由来しています。

本日は、「学園創立記念チャペル」として、学校法人新島学園理事長兼学園長である湯浅康毅さんをお招きしました。チャペルでは、1983年の新島学園女子短期大学の第一回入学式の時と同じ賛美歌(1954年版讃美歌90番)が歌われ、同じ聖書箇所が読まれました。奨励は「新島学園の、はじまり、おわり、つながり」と題されたものでした。

湯浅理事長は、新島襄の働きを、「脱藩、米国での学び、宣教師として日本帰国」と三つのプロセスがあったと語りました。それは、「物事のはじまり、成長・熟成、次世代への発展」と言い換えられます。新島襄が帰国し、安中教会が設立され、そこから新島学園が生まれたように、物事の成長にはこうしたプロセスを経ることが必要です。さらに、私立のキリスト教主義学校においては、学生の成長を支えるために「宗教(教会)・教育(学校)・事業(奉仕)」の三点がバランス良く存在することが重要です。本日の奨励題の「はじまり、おわり、つながり」とは「入学・卒業・その後の発展」であり、学校の発展はもちろんだが、何よりも「学生の皆さん一人ひとりの成長・発展」こそがのぞまれると語りました。

チャペルでは、新島襄ゆかりの教会、米国ボストンにある「Old South CHURCH (オールドサウスチャーチ)」の映像も紹介されました。米国会衆派教会を代表するこちらの教会と、私たち一人ひとりも「つながり」があり、新島襄と同様に神様からの使命が与えられていることを強く感じさせるお話しでした。創立記念の時に、学園の成り立ちや歴史を考える良い機会となりました。