10月29日(火)「English Chapel」

投稿日:2024.11.05  チャペル・アワー

聖書は「New Testament, Ephesians 4-6 【There is one God and Father of all mankind, who is Lord of all, works through all, and is in all.】  新約聖書、エフェソの信徒への手紙第4章6節」

【すべてのものの父なる神は唯一であって、すべてのものの上にあり、すべてのものを貫き、すべてのものの内におられます。】

新島短大の「チャペルアワー」では、春学期・秋学期にそれぞれ1回ずつ「English Chapel」を行います。奨励はもちろん進行も全て英語でなされ、賛美歌も英語で歌います。今回は、本学のリチャード・マハー准教授による奨励で、「What if God was One of Us, もし神さまが、私たちとともにおられるならば」」と題されたものでした。

 今回は、1995年にリリースされた、「One of Us」という曲を聴き、プログラムに記された訳文を確認しながら進みました。聖書では、世界をお創りになった唯一の神と教えながら、神さまの呼び名を示すものはいくつもあります。「キリスト、イエス、インマヌエル、エホバ、ヤハウェ」などがそれです。一体どういうことなのでしょう。しかも今日の聖書箇所には、(神様は)すべてのものの内におられます と書かれています。神様は、実際にはどこにおられて、どんな顔をなさっているのでしょうか。

 曲の中で、「もしも神様に一つだけ質問があるなら、どんなことを尋ねますか」と「神様の顔はどのような顔だろうか」と歌う場面があります。どちらも、禅問答のようであり哲学的な内容です。私はこういう難解な問題を考えるときは、自分の信仰を試されているように感じます。信仰とは、簡単にできるものではありません。今まで考えたこともないような新しいことや、奇妙なこと、理解すらできないことをも受け入れなければならないのです。

 神様は、この世界をおつくりになった唯一の存在です。目には見えませんが、間違いなく存在します。それだけでなく、私たち一人ひとりの心の中に存在しているのです。この歌では、自分の周りにいるすべての人の中にいる神様を見るのだと語りかけています。いっしょの電車に乗っている人や、クラスで机を並べている人や、今このチャペルで隣に座っている人の中にも神様は存在すると信じたい。

 私たちは、こうした哲学的な悩みに対して、何らかの答えを求めようとします。しかし、この歌は答えをくれるものではありません、私はだからこそこの歌が好きなのです。今日のお話のテーマは「What if God was One of Us, もし神さまが、私たちとともにおられるならば」でした、私は、きっと神様は私たちと一緒にいてくださるという事を信じていきたい。 Thank you for prof. MAHER!