4/9（火）、今年度第1回のチャペルアワーを「始業チャペル」として実施いたしました。
聖書箇所は『新約聖書、ヨハネによる福音書15章12節』

岩田雅明学長による奨励は「互いに愛し合いなさい」と題されたものでした。アメリカの心理学者アブラハム・マズローはその研究から、人間の欲求には「生理的欲求」「安全の欲求」「所属と愛の社会的欲求」「承認の欲求」「自己実現の欲求」の５つがあると論じました。その中でも、人間関係を構築する上では、「承認の欲求」が非常に重要だと言われています。岩田学長は、「承認の欲求」を満たすキッカケとなる日常生活中のさりげない行為を２つ教えてくださいました。それは、「挨拶」と「傾聴（聞くこと）」です。
「挨拶」は互いに他者を知り、認め合うことで相互理解のキッカケを生み出すものです。では「聞くこと」はどうでしょうか。もちろん、相手の話を良く聞くことが信頼につながることは容易に想像できます。しかし、普段私たちは「聞くこと」をおろそかにしていないでしょうか。何か別のことをしながら聞く、いわゆる「ながら聞き」などをしてしまうことはないでしょうか。
この「挨拶」と「聞くこと」の行為を、意識して丁寧に行動する事で、人間関係はより良いものに変貌します。そして、こうした行為は、まわりの人たちにも良い影響を与えることとなります。今日から、「明るい挨拶」と「丁寧に聞くこと」を心がけ、新島学園短期大学を『明るい挨拶が飛び交い、お互いを認め合うキャンパス』にしていきましょう。
新島学園短期大学は多くの新入生を迎え、新たな年度の歩みを始めています。春の息吹を感じつつも、不慣れな環境に不安をかかえている人もいるかも知れません。そんな時季にぴったりな、勇気をいただけるチャペルになりました。