秋学期第1回チャペルアワー、9/26(火)「始業チャペル」
投稿日:2023.09.27
聖書は『新約聖書、ルカによる福音書10章25節~37節』【善いサマリア人】の箇所でした。岩田雅明学長による奨励は「他人に親切にすること」と題されたものでした。
他者に親切にすることが素晴らしいことだと分かっていても、行動に移すことはしにくいものです。しかし、脳科学の分野でも、他者に親切にすることで体に良い変化が現れることが実証されています。脳内にオキシトシンやセロトニンなどの快感物質が分泌され、自己肯定感が高まるなど、物事に対して前向きになれると言われています。誰かに親切にするには、何よりも自分自身が優しい気持ちを持つことが重要です。岩田学長は、そのための心がけとして、一日の終わりにノートに記すと良い三つの行動を紹介しました。一つ目は、他者からしてもらった行為に対する感謝を三つ探して記すこと。二つ目は、小さなことでも自分の進歩を三つ探して記すこと。さらに、三つ目として、本日行った親切を一つ記すことです。こうした行動をノートに書き記すことで、自分が多くの人に支えられて生きていることを知る事が出来ます。そして、少しずつであっても自分の進歩が感じられます。さらに、他者への行為が実感として感じられ、心の中に大きな変化となってあらわれるのです。聖書には、他者に向けた親切の話が多く書かれています。新島学園短期大学が、親切心にあふれた学園になる事を期待します。と締めくくられました。
夏休みが終わり、新島学園短期大学には学生の声と共に賑わいが戻ってまいりました。新たな学期の始まりとして、学生一人ひとりへの優しさを込めたチャペルになりました。