2025年4月8日(火)「チャペル・アワー」
投稿日:2025.04.09
聖書箇所:『新約聖書、エフェソの信徒への手紙 6章14-15節』
題:【 真理 ・ 正義 ・ 平和 】
本学の宗教主任(チャプレン)である臂奈津恵先生は、年度の始まりに相応しく新島学園短期大学の「教育のモットー」についてお話しました。
新島短大の教育のモットーは【 真理 ・ 正義 ・ 平和 】です。本館正面の上方には、それをあらわすギリシア語が掲げられています。それぞれの原義は、【真理 アレーティア】は 隠されていた何かが明らかとなること、【正義 ディカイシュネー】は、神様との関係の中で正義であること、【平和 エイレーネ】は 応答が可能であること、 のような内容だと言われています。この言葉は、本日の聖書箇所から採られています、あえて示します。
”つまり、立って真理の帯を締め、正義の胸当てを着け、平和の福音を告げる備えを履物としなさい”
この教育のモットーを発案したのは、新島学園短期大学の初代学長である、岩井文男先生だと言われています。岩井文男先生は、『自己の中にある隠れた能力を自ら発揮して、神様が守ってくださることを信じて進んで行き、多くの人々と情報交換をするなど交わりを持つためにさまざまなところに出向いて行き、人として大きく成長する2年間を送ってほしい』という事を、新島短大で学ぶことの本質と考えておられたのではないでしょうか。
学生の皆さん、短期大学の生活は2年間です。こうした「教育のモットー」を胸に、有意義な学生生活を送れることを祈っています。
今年度から、チャペルは新木造校舎2階の講堂で実施されることとなりました。参加した学生・教職員は、用意された座席に、ちょうど良い具合に収まりました。この場所は通称「新島の森」、あたかも木漏れ日の中にいるかのような、快適な空間です。臂奈津恵先生は、チャペルの経験が初めての1年生にも分かるようにと、賛美歌の意味や、聖書の開き方、聖句の探し方などについて簡潔に説明することから始めました。
臂先生のお話は、常に具体的で分かりやすく、心に染みこんできます。年度の始まりは、学生はもちろん教職員も不安の中で過ごしています。本日のチャペルに出席した学生・教職員の皆さんに勇気を与えてくださる暖かなチャペルになりました。写真はそれぞれ、本館正面にある教育モットー、岩井文男先生、チャペルの様子です。